2022/04/22 16:02
みなさん、こんにちは、BOU災PARK(ボウサイパーク)です!
近年では地方の過疎化が進む日本において、移住者の招き入れに力を入れる地域が増え、スローライフの田舎暮らしに興味を持つ人が増えています。
自然に囲まれた豊かな田舎暮らしですが、自然災害や地震などで問題が発生し、ライフラインが停止してしまったら……そのときどうすればいいのでしょうか?
今回は、もし田舎暮らしでライフラインが停止したときの対策法や、都会との比較をご紹介します。
突然やってくる災害や地震に備えましょう。
◎ガス・水道・電気が止まったらどうすればいい?
生活に必要不可欠なガス・水道・電気のライフラインが止まった時の問題点をそれぞれ見ていきましょう。
1・ガスが止まった時に困らないために
田舎暮らしの場合、ガスと言えばほとんどが「プロパンガス」です。
各家庭にガスボンベが設置してあることでしょう。
普段、生活をする上では割高な都市ガスに比べるとボンベは不便だと思うかもしれません。
しかし、都市ガスでは、工事や、災害時に万が一、ガス管が壊れる事故があると一切使えなくなります。
その点、プロパンガスは自然災害に強いメリットがあります。
それでも、ガスが無くなったら?と思うかもしれませんが、通常、ガスボンベは2本設置しているので、1本が無くなったらもう1本に切り替えて使います。
一般家庭では月に1度、レストランなどガスを大量に使うところでは、月に何度か業者が点検に回り、ガス切れにならないようにしていますので、ガス切れで困るといった事は少ないでしょう。
しかし、被害の状況や復旧作業の進捗度合いにより、再びプロパンガスが供給されるまでの時間は不安な日々が続くでしょう。
そのためには、カセットボンベの備蓄や、設備があるところでは薪の備蓄など、普段の生活から心がけることが重要です。
また、お湯がなくても食べられる非常食はとても役立つでしょう。
2・水道が止まった時の対策法
飲料、調理、洗濯、入浴、トイレなど、生活に欠かせない「水」。
田舎では、まだ公共の水道がないところも多くあります。
井戸水や湧き水、雨水を貯めてろ過し生活用水にしている場合もあります。
しかし自然災害が起こると、井戸水は濁るため使えなくなってしまいます。
また雨水タンクは電力が必要な物もあるため、ライフラインが全て止まった時には役に立たないこともあります。
都会ではコンビニやスーパーが徒歩圏内や比較的近くにあるため、飲料水を手に入れることは容易に出来る場合が多いですが、田舎ではそういうわけにはいかない場合がほとんどでしょう。
人は水を一滴も取らなければ、せいぜい4〜5日で命を落としてしまいます。
そのため、田舎暮らしではペットボトル飲料水を数ダースほど常に備蓄しておくことが必須
になります。
また水は、手を洗う際にも用いられ、昨今のコロナ禍や非常時の衛生を保つためにも必須です。
そのため、飲料水の備蓄とともに除菌シートなども備えておくとより安心できます。
3・電気が止まった時の対策法
電気は、私たちの生活に密接しています。
外の情報を取り込む携帯電話、テレビ、ラジオ。
また、夜の暗がりを照らす照明は、必須のライフラインのひとつです。
都会でも停電すると困ることが多く、高層マンションのエレベーターが止まり住民が長い階段を上り下りしなければならない場合もあります。
また冷蔵庫や冷凍庫が機能しなくなるため、食材が痛み腐敗してしまいます。
田舎暮らしの場合では、携帯電話のバッテリーが少なくなると外からの情報が遮断され、どこで救援物資を運び込まれているのか、現在の被害の状況、家族との連絡が取れなくなってしまいます。
また、田舎ではあぜ道や水路が多くあるため、夜の暗闇を、慣れた道だからといって、やみくもに歩くのは推奨できません。
そのためには、蓄電池やバッテリー、懐中電灯、ヘッドライト、電池で使える小さめのランタンを準備することと、外部電源の充電しておくことが重要です。
また、車を持っている場合は車に避難する事でも対策できます。
ちなみに、灯油ランプやキャンドルの使用は火災の原因になる可能性があるので、住環境や家族環境で使用を判断しましょう。
また、発電機を使う場合は、発電機に必要なガソリンを入手するのに苦労することも多く、ガソリンを使う発電機は騒音がひどいため、それがストレスにもなる場合もあります。
持ち運びできるソーラーパネル発電セットや、電気自動車で電気を供給するなど、騒音によるストレスなく、電気を得られる手段を考えましょう。