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  • 2022/03/23 11:51




    みなさんこんにちは、BOU災パークです!

    大地震が発生した場合、このような事を聞いたことはありませんか?


    ●高層階では揺れが酷く、部屋中が散乱した

    ●重りやレールが外れ、エレベーターが落下した


    など。


    中高層マンションでは、エレベータの停止、給排水設備等の損傷、高層階居住者の孤立、長周期地震動による大きな横揺れなどが懸念されています。

    発災時に大切な命を守るためには、まず「自分の身の安全を確保する」「日頃からの備えと準備」が重要です。


    そこで、今回は、マンション暮らしの被災・災害リスクに備えた住まいの防災対策をご紹介します。




    ▿中高層マンション防災の現状


    マンション特有の課題として、 長周期地震動による大きな揺れやエレベーターの閉じ込めなどがあります。


    長周期地震動とは、揺れの周期が長い(2、3秒〜20秒)波長を多く含む地震のことです。

    船酔いを起こすようなゆっくりとした揺れが非常に長く続くという特徴があります。

    そして高層ビルでは、上層階ほど揺れる傾向にあります。




    ▿震度6強以上だと人は動くことが困難に!


    震度と揺れの状況を確認し、人、家具、建物にどのようなことが起こるのかをイメージして、マンション暮らしの具体的な防災対策につなげましょう。


    震度0

    ●揺れを感じない

    震度1

    ●屋内で静かにしている人の中には、揺れをわずかに感じる人がいる

    震度2

    ●屋内で静かにしている人の大半が、揺れを感じる

    震度3

    ●屋内にいる人のほとんどが、揺れを感じる

    震度4

    ●ほとんどの人が驚く

    ●電灯など吊り下げ物は大きく揺れる

    ●座りの悪い置物が、倒れることがある

    震度5弱

    ●大半の人が恐怖を覚え、物につかまりたいと感じる

    ●棚にある食器類や本が、落ちることがある

    ●固定していない家具が移動することがあり、不安定なものは倒れることがある

    震度5強

    ●物につかまらないと歩くことが難しい

    ●棚にある食器類や本など落ちるものが多くなる

    ●固定していない家具が倒れることがある

    ●補強されていないブロック塀が崩れることがある

    震度6弱

    ●立っていることが困難になる

    ●固定していない家具の大半が移動し、倒れるものもある

    ●ドアが開かなくなることがある

    ●壁のタイルや窓ガラスが破損、落下することがある

    ●耐震性の低い木造見物は、瓦が落下したり、建物が傾いたりすることがある、倒れるものもある

    震度6強

    ●這わないと動くことができない、飛ばされることもある

    ●固定していない家具のほとんどが移動し、倒れるものが多くなる

    ●耐震性の低い木造建物は、傾くものや倒れるものが多くなる

    ●大きな地割れが生じたり、大規模な地滑りや山体の崩壊が発生することがある

    震度7

    ●耐震性の低い木造建物は、傾くものや倒れるものがさらに多くなる

    ●耐震性の高い木造建物でも、まれに傾くことがある

    ●耐震性の低い鉄筋コンクリート造の建物では、倒れるものが多くなる




    ▿被害の想定


    マンション等の非木造建物は、被害の割合は少ないです。

    木造建物や旧耐震基準の耐震性の低い建物はその分被害が甚大になります。

    しかし、マンションの被害が少ないといっても、エレベータやライフラインの停止は広範囲で発生します。

    また、固定電話は15%以上、携帯電話は50%以上の不通率となることもあります。

    それに加えて、災害発生時は電話がつながりにくい状態になるため、連絡を取ることは非常に困難と考えて良いでしょう。




    ▿マンション特有の被害とは?


    <建物全体>

    ●エレベーターの停止

    閉じ込めや、復旧までに長い時間がかかり、人や荷物の移動が大きく制約されます。


    ●漏水の発生

    建物内の配管や給湯設備の破損により漏水が発生し、浸水、漏電に繋がります。


    <各室内>

    ●家具類の転倒・落下・移動など

    家具類の転倒・移動、装飾品や食器類の落下・破損が発生して怪我を負う可能性も。


    ●玄関ドア、窓サッシの破損

    玄関ドアや窓のサッシがゆがんで、開閉が困難になる場合も。




    ▿マンションが無事でも避難者になる?


    建物が無事でも自宅での生活が困難となる「在宅避難者」として支援が必要になることもあります。


    ① ライフラインが停止し、食事などの準備ができない

    ② お店が再開しない。品不足などで生活必需品が不足している

    ③ マンションのエレベータが長期間停止していて、屋外に出ることが非常に難しい




    ▿「地震発生時の揺れへの対策」と「地震発生後の生活への備え」がポイント!


    地震が発生したときに、まずは自分で自分の身を守ることが重要です。

    ライフラインが止まり、自宅での避難生活を送る最低限の備えをご紹介します。


    <備え1:家具の転倒防止対策>

    倒れてきた家具の下敷きとなって身動きがとれない、ケガをする等のリスクを軽減するために、大きな家具には転倒防止対策を施しましょう。

    ベッドや寝床の周りには背の高い家具や倒れやすい物を置かない、物を積み上げないなど、日ごろからの整理整頓を心掛けることも大切です。


    <備え2:災害用トイレの備え>

    非常用トイレ、携帯トイレ、簡易トイレ、災害用トイレなどの名称で、さまざまなタイプが販売されています。

    マンションでは電気によって給水をしている場合が多く、停電すると水道も止まるためトイレが使えなくなります。

    また、下水管が地震で破損している可能性もあるので、トイレに水を流すのは控えましょう。


    <備え3:パーソナルアイテムの準備>

    持病の薬、お薬手帳、コンタクトレンズなど他人に借りることができないアイテムは必ず準備しておきましょう。

    その他、ラジオ、現金などもあると、被災時に役に立ちます。


    <備え4:飲料水の備蓄>

    1人1日3L程度必要だと考えられています。

    つまり、『3L×1週間分=21L(1.5Lペットボトル14本分)』程度を備蓄しておきましょう。

    消費期限も気にしながら、日常で消費&買い足しするローリングストックがおすすめです。


    <備え5:食料の備蓄>

    ライフラインが止まった状態での生活が長期間続くと、ビタミンやミネラルなどの栄養素が不足しがちになります。

    ・アルファ米、乾パン

    ・ドライフルーツや野菜チップス

    ・レトルトの野菜スープ

    ・野菜ジュース

    ・ビタミンのサプリメント

    などを備蓄しておくのがおすすめです。

    チョコレート、キャンディなどもストレス軽減の手助けになります。




    ▿まとめ


    マンション住まいで発災した時の状況をイメージし、日ごろから防災グッズや非常食の準備をすることが重要です。

    災害発生時の季節や、家族構成によっても備える量が変化します。

    避難できる状態になれば、自宅のブレーカーを落として速やかに避難しましょう。


    「BOU災パーク」では、災害に備えたグッズや商品を取り揃えています。

    水から作れるおいしい非常食や、非常持ち出しセットなど、さまざまな商品を取り揃えています。


    選べる非常食、防災グッズは 「BOU災パーク」へ

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